奄美生活 都会では味わえない人々の暖かさ
奄美に来て人々の暖かさに感動
奄美に住もうと考えてる方にとって、一番心配なのは、地域との交流、つまり地域のお付き合いかもしれませんね。
私もそうでした。
奄美と縁も所縁もない我が家、完全なよそ者である私達は、地域に受け入れられるのか。
それが一番不安でした。
小学校、好きに入っていいの?
奄美に来てびっくりしたのは、私がいる集落の小学校、門がないこと。
引っ越してきて、毎日娘とお散歩をしていた時のこと。
地域の小学校まで歩いて5分くらいなので、通りかかったところ、娘が滑り台を見つけて走っていってしまいました。
平日だし、
「勝手に入っちゃダメ!」
って注意したら、校庭の花壇の手入れをしていた用務員の女性が、
「大丈夫ですよー。遊んで行ってください」
と声をかけてくれました。
東京じゃ考えられないですよね。(治安の問題もあって)
「好きな時に遊びに来て大丈夫ですよー」
と言ってくれました。
さらに、最近私達が引っ越してきたことを知っていたみたいで、
「最近来られたんですよね?何か困ってないですか?私、いつも学校にいるから声かけてくださいね」
と気にかけてくれました。
こんな優しさ、私は東京で暮らしていて味わったことがなかったです。
初めての土地に引っ越してきて、知り合いもいない中、こんな風に声をかけてもらったことは、物凄く励みになりました。
それ以来、毎日のように小学校で遊んでいます。
みんなから野菜をもらう
さて、私達に優しい声かけをしてくれた方はほかにも大勢います。
というのは、散歩してると必ず声をかけてくれるから。
最初の頃は、まず、
「どこから来た?」
「どこに住んでるの?」
から始まり、次第に
「今日もお散歩ね」
と笑顔で声をかけてくれます。
さらにさらに、
「これ持っていけ」
と野菜をくれるのです。
こんなにたくさん!
しかも無農薬!
私達の家を知ってからは、
ピンポーン!
「野菜持ってきたよ」
って、わざわざ届けてくれるんです。
凄くフレンドリーで優しいんですよ。
みんな子供が大好き
それから、奄美に来て感じたことは、
皆さん子供が大好き、ということ。
大好きだし、とても大切にしてくれます。
娘と散歩してると、必ず娘に声をかけてくれるんです。
「こんな小さな子、この集落にいないから来てくれて嬉しい」
と言ってくれました。
みんなが娘の名前を覚えてくれて、会うたびに名前を呼んでくれて。
最近、ニュースで「公園で遊んでる子供の声がうるさい」から公園に「大声を出さない」という注意が貼られてるのを見ました。
東京で電車に乗っていても、娘が泣かないか、騒がないか、いつもヒヤヒヤしていました。
奄美に来てからは、そんな心配は全く無しです。
バスに乗って娘が騒いだ時、
「おー、元気だなー」
「どした、どした」
って、ニコニコしながら見守ってくれました。
奄美で仲良くなったご近所さんの家に遊びに行った時、はしゃいで騒ぎまくる(走りまわる)娘を注意した時に、
「いいよー、そんな怒らんでも。知らない家来て楽しいんだから、いいんだよ。」
「◯◯(娘の名前)、好きに走り回れよー。怪我はするなよー」
て言ってくれました。
家族以外の人が、娘をこんな暖かい目で見てくれるんだ、と奄美にきてびっくりすることがホントにたくさん。
奄美の人に、
「子供が泣くのも、騒ぐのも、自然なこと」
といわれ、改めて、奄美でのびのび子育てをしよう、と思いました。